「ヴィズレーの丘」
フランスのヴィズレーは
聖地とされている小さな町です
マグダラのマリアが祭られている聖堂があり
平和を祈る巡礼の人々が訪れます
第二次世界大戦の1年後のこと
戦争に傷ついた色々な人たちが
世界平和を祈ろうとヴィズレーにやってきました
ほんとうにたくさんの人々でした
木の十字架を背負いやってくる人々もいます
(それらの十字架は今も
聖堂の壁に飾られてあるそうです)
そして その一番最後の列に
戦った敵国ドイツの人数名が
十字架を背負って歩いてきました
その十字架は 戦いで傷つけた
フランス民家の柱で作られていました
彼らもまた 同じ思いで列に加わったのでした
フランスの人々は石を投げることもせず
彼らに拍手して道をあけました・・・
今も最も感動したことと記憶する
フランスの人の話に
インタビューするアナウンサーも涙し
見ていた私も涙がこぼれました
時代を超えても 戦争を知らない私にも
その場にいたような感動を味わいました

あるユダヤ人の青年のお話です
その青年は一族が信じるユダヤ教に背を向けていました
信心深い父親とはいつも口論が絶えませんでした
とうとうある日「勘当だ!」父は激しく息子をせめました
青年はついに父と断絶し国を離れました
それから数年後 他国で生活をしていた青年は
ふるさとの旧友と町でばったり出会います
そして 青年の父親が亡くなったことを知らされました
青年は絶句し 急いでふるさとへ向かいます
家に帰って 傷心の思いで亡き父への手紙を書きました
許しをこい 父への愛の言葉を書き連ねて・・
その手紙を持って エルサレムに行きました
「嘆きの壁」の前に立ち 祈りをささげながら
(紀元前に建てられたユダヤ教の今はない神殿を
取り囲んでいた外壁の残っている部分のことだそうです)
父への手紙を丸めて
たくさんある壁の穴の一つに入れようとしました
すると その穴から古びた1枚の丸まった手紙が
足元に落ちました
青年は好奇心に駆られてその手紙を広げてみると
なんと それは出て行った青年を思い
書かれた父の手紙でした!
息子を勘当したことについて 神に許しをこい
青年への深い愛が綴られてありました
偶然の一致では片づけられない奇跡
癒しを伴う愛のお話しでした
私たちの身近にも思い当たることもあります
この世界にはどのような良き計らいが
隠されているのでしょう しみじみと見守る私たちも
心温かくなりました
日々 ニュースや書物
自然界 人との交流などで
感動することはたくさんあります
昔 テレビで見て感動したお話を
ノートに書き記していました
そのお話をふたつここにも残します