「世界の名詩」より

真珠

わたしたちは 海辺を 
遠くまで歩いていきました 
手に手をとって  

足が重くなり  海が 
とほうもなく大きくなり  
わたしたちは 一歩ごとに 
小さくなっていきました

いつかしら  わたしたちは 
とても小さなものになり
ひとつの貝殻のなかに 
入っていきました

わたしたちは 真珠のように
深い眠りにつきました

時を忘れて  真珠のように
美しく 眠りつづけるのです

マックス・ダウテンダイ