坂本征道 「人は はるか 銀河を越えて」 より

「・・・ 私は いまから約60億年前に エネルギーの泡として誕生しました
それは 地球が誕生した約50億年前よりもさらに10億年ほどの前のことです
私は 巨大な存在から分裂して生まれました そのときには他にもたくさんの個が誕生したと思われます
 
私は 一番最初は岩石でした 岩石に宿っていたといった方が適切でしょう
宇宙空間に漂う岩石でした それが他の岩石とぶつかり合って砕け散る際に 大きなエネルギーが放出されます
私は そのぶつかり合うエネルギーを体験しました それは岩石としての生命の喜びでした

今度は 岩石から溶岩になるのを経験しました 溶岩というのは ひとつの意識ではなくて いろいろな意識が
混ざり合い 波打っているような状態でした そしてそれぞれの意識は 波打ちながら振動していました
その振動のひとつが私の意識でした 意識は波打つ振動であり その振動自身が生命エネルギーの躍動でした
私は 振動し 躍動することによって一生懸命生命の喜びを表現していました

その次に 今度は何かの結晶になりました 結晶のもっている透明性をそこで体験しました
そういった無機質の段階を経て今度は花になりました 花になり 蝶になり 雪にもなりました
雪を体験したときには雪のもっている温かさを体験しました その次にいろいろな動物の生を体験してきました
イソギンチャクになり 魚になりました 魚は何百回 何千回と経験してきました 

そうやって 数え切れないほどの動物の生を経験し だいぶ進化してくると 
今度は一度 別の銀河系のある惑星に行きました そこで再び魚に似た動物をかなり長い間経験しました 

それからまた 地球に戻ってきて 再び魚を経験した後 今度は鳥になり 次が犬です プードルのような犬でした
誰かのペットで その飼い主は現在の人類ではなく もっと以前に存在していた別の人類のようでした 

次にやっと初めて人間になりました しかし 人間といっても最初は原始人のような存在でした 
茶褐色の砂漠のようなところで暮らしていました
頭には羽のようなものをつけて狩りをして生活していました その後またいろいろな人間の生を生きて
今に至っているのです これが私の60億年にわたる意識の歴史です・・・」
 

進化

人は意識の存在として地球だけではなく
宇宙と共に進化の旅をしている
と いうような内容の本です

エネルギーの泡として生まれた・・の
ところで 私は卵子が思い浮かびました
赤ちゃんが育つ段階も進化を辿るようだと
言われていますが・・
空に広がる宇宙と自分の中の宇宙
どちらの現象化とも感じられます

タイトルに惹かれて買った本ですが
SF小説を読んでいるような内容・・
この文章は この方の意識の体験した物語
だとしても 読んでいると 
この世界の生命誕生からの
壮大な進化の歴史の絵物語を見ているようで
何だか感動的でした