すてきな1日

過去のよい行いを語る儀式

心に残るお話(2)

昨年4月大きな揺れが立て続けに起きた熊本地震
その日から ちょうど1年たった日の
新聞に載っていた記事です  
その地震でご主人を亡くされたある奥さん(76歳)が
倒壊した自宅から見つけ出した
ご主人の日記のお話でした

ご夫婦はサツマイモ農家で 
そのご主人(亡くなられた時83歳)は
50年も前から日記をつけておられたそうで 
読んでみると  「今日もすてきな1日だった」と
締めくくられてる日が多かったそうです 
地震の前日もそう書かれてありました

「今日もすてきな1日だった」

なんて「すてきな」1日の終え方
農家ですし 体もえらく 色々大変なこともある
日々だったでしょうに
今日を振り返って日記にそう書けるって 
お人柄がすてきだなぁと
奥さんは「家族と一緒で幸せ」だったのだと気づき
胸温かく 自分も日記をつけようと・・・ そして
これからも身体が動く限り 二人で切り開いた畑を
守っていくつもりだそうです

南アフリカのバベンバ族では
一族の誰かが不正を働くと その人は
村の真ん中に一人座らされます 逃げられません
 
村人たちはみんな彼の周りに輪になって座り 
全員一人一人がその人の過去にした善行について
話し始めます

思い出せる限りくわしく 長所や親切な行為 
やさしい言葉など 
村人たちはこれ以上ない誠実さと愛情を
こめて語ります 
それは何日もかかることもあります

最後に その人を部族に再び迎え入れ 
お祝いが始まります
その人は悪人というレッテルは貼られません 
その代わり 一人一人が
自分の中にある愛を思い出し
まわりのすべての人たちと一体になり
「許し」を体験します

昔読んだ本の中で語られたエピソードです
まるで 童話の世界のことのようで驚き感動しました
同じ地球に住みながら まるで違った時代が
混在しているように思える人々や暮らしがあり
時々心の目を覚まされることがあります

この記事は私の心に「すてき」に残りました
私もどんなに歳をとっても「すてき」あるいは「しあわせ」という
言葉を忘れずにいたいと思いました この方のように 
1日の終わりに心を整えて眠ることができますように