マリー・ローランサン
「夜の手帖」より

日暮れの宮殿 うっとりするような空気

夜のハーモニー 夜の燃えるようなブルー

暗いブルーの水々しさ

薔薇色のローブ 初めての桃金嬢(ミルテ)

女ともだち(アミ) 美わしのアラヴィス


遠い昔の王女たち 廃園 愛の歌

長いスカートと小さい足

マリーの夢の島に うかぶ人形(プッペ)たち

花の蔭 草むら 茂みから

笑いのこぼれる かくれんぼ遊び
 
花咲ける乙女たち 遠い日の夢

甘美な魅惑と 

その中のかげろうのような不安

灰色にけぶる晩露に 浮かぶシルエット

愁いが歌のなるような時間の流砂

ブルーマリンの紅茶茶碗

真珠とばら 灰色とばら色

プラリネのばら色 リボンの青

かげろうのような ソナチネのしらべ

日に透かした指先のようなバラ色


軽やかなカーテン リボン  

マリーの夢に浮かぶものたちの

身の軽さ

古い本から うっとりするような素敵な
言葉の数々を選んでみました
このページで楽しむのにぴったりの夢の世界です
これらの言葉の表現から 少女たちの姿を絵に残した
女性画家のその心の世界が まさに絵を見るように
伝わってきてほんとうに素敵です

青い服 青い葉むら たわむれ うつろい

やさしい生きものたち 小馬 小鹿 ハト・・