詩集より

「遠い天の果てで」

青木景子

僕らは はじめて会ったときに

遠い天の果てで 水を汲む未来を

知っていた

そうして次に 生まれた僕らも 

遠い天の果てで 水を汲むのだね

それは何色の水か

わからないけれど

生命のように美しい

はじまりの水

君と僕は

過去と未来よりも強く

結ばれて 未来永劫に

出会い続ける

進んでいく世界

後に残していく世界

どちらも美しい

宇宙の魔法は

とても簡単

生も死も